Story#01
Story#01
店舗ビジネスの売り上げを
デザインの力で加速する
空間デザイナー / 店舗づくりアドバイザー
FLAT.DESIGN.STUDIO代表 津田佳美さん
想いを結ぶ。カタチを創る。
15年間、いろんな業種のお店を創り出している津田さん。
店舗内装や設備、看板、ロゴはもちろん、ビジネスの土台となるコンセプト&キャチコピーメイキング、空間設計とインテリアコーディネート、施工まで、1ストップで担当する。
営業活動は一切せず、紹介だけで今までやってきているという。
それは、津田さんのデザイン力、信頼があるから。
原点は母と回った住宅展示場
「夢のマイホームが欲しい」そう願う母に連れられて、住宅展示場や建売住宅を何度も見学したのが、津田さんの原点。
その年月はなんと10年に及びます。通い続けたおかげで、のちに外壁の素材や特徴を見ただけで、どのハウスメーカーの家かわかるようになったほどだとか!
母親に連れられて尋ねるさまざまな住宅やモデルハウスは、一つとして同じものがなく、幼かった津田さんにとってはさながらテーマパークのよう。
行くたびににワクワクが止まらず、母親と回るその場所は、心ときめくとっておきの場所だったそう。
外観は同じ住宅でも、季節ごとにその内側・・・インテリアは変化し、小物ひとつ、色使いの選び方ひとつで暮らしに季節感が添えられ、雰囲気が変わることがとても面白く、津田さんは次第にインテリアに魅力を感じるようになります。
画面の向こうに見つけた、
憧れの職業
住宅を見続けるうちに、インテリアの世界に魅力と興味を見出し始めた津田さん。
テレビから流れる、自らの知恵と工夫であらゆるものを手作りし、素晴らしい住空間を作り上げる様子に感動し14歳中学生で「インテリアコーディネーターになる」と決意。
この時初めて買ったインテリアコーディネーターの教本は、今でも彼女のお守りとして、大切に手元にある一冊。
そこからインテリアを学び、店舗デザインの面白さに出会い、店舗内装・デザインの世界に出会うことを決意、憧れだった職業から「本当に目指したい店舗デザインの道」へ。
はじめて就職した日に六本木のビルで見たデザイナー達の威力に圧倒されたという。
デザイナー恐怖症になったと笑う。
そんなスタートから、お店づくりに没頭していった津田さん。
店舗設計から、展示会デザインや、ディスプレイまで、あらゆる商業デザインをしながら、キャリアとスキルを積んでいき、150店舗以上を手掛けている。
建築業界、男だらけの社会で、何度も何度も罵声を浴びせられたりしたけれど本気でぶつかっていったという。
そんな男前なかっこいい人が津田さんだけど、広告代理店とのデザインコンペに負けて悔しくて涙したことも。常に誰とでも真剣勝負。
最高なお店づくりをするために、常に自分をアップデートしようと努力家でもある。
津田さんの人生は、決して順風満帆だった訳でもなく、病気や離婚を経験。今は、地元の福島へ戻りシングルマザーとして小学生の男の子二人を育てている。
子供も一人で育てなくてはいけない、なんの保証もないフリー店舗デザイナーそんな時に、ADHD(注意欠如・多動症)その二次障害で双極性感情障害であると診断される。
自分で自分が分からなくなる時が不安で一番辛かったという。
ダメな事、不安な事もありのまま人前で曝け出した。病気で本当にグズグズなとこも友人にありのまま出し、受け入れてもらえた。
自分を信じてくれた人がいることで病気を乗り越えたという。
病気が回復してきた時には、周りに対して深い感謝と共に、自分は自分が幸せにすると改めて深く誓いをたてたという津田さん。
こうして生きているだけで奇跡と笑顔で語る津田さんは、紆余曲折の人生だったからこその力強さを感じます。
現在は、地域に貢献したい思いも強く、福島のお店づくりを中心に手掛けている。
ビル1棟を色々なお店を手掛けた時は、死にそうだったと笑って言うが、複数の店舗デザインは相当大変だったんだろうと私でも分かる。
それは、私が津田さんの手掛けたお店を見に行ったから。
オーナーの思いを詰め込んだ空間、スタッフのことを考えたオペレーション、ガラス、扉、金具全てにこだわり、「空間で感じる価値」を感じとれました。
どの店も素晴らしい。
このお店の世界観が好きでずっと働きたかった、そんな店員さんの言葉も聞いた。
オーナーさんからの信頼も厚い。
津田さんの思い、魂がお店の空間にも入っている。
本当にいい仕事をしてる。
津田さんの原動力は「人のオモイ」
お店が、オーナー様とお客様を繋ぎ結ぶ空間であって欲しい。
そのきっかけをデザインの力で最大限引き出すのが私の仕事。
そうさらりと言う津田さんは男前。
店舗デザインのゴールは
「ブランディングの確立」と
「お客様の喜びとともに売り上げを作る」こと
重ねてきたキャリアの中で津田さんが気づいた大切なこと。
「ただ、オーナー様の好みのデザインをすることがデザイナーの役割ではなく、オーナー様のビジネスにかける想いをデザインによって確実にブランディングすること」と「お客様の喜びとともに売り上げを作る空間をつくること」
戦略的デザインによる緻密な店舗ブランデイングの確立こそが、お客様を引き寄せ、喜びを提供し、売り上げを加速させるためには必須だと体感。
想い一つでビジネスを立ち上げては、ブランディングが確立してないがために店舗デザインの訴求性が曖昧になり、売り上げが伸びずに撤退をやむなくされる姿も目の当たりにしてきた。
つぶれないお店を作りたい
起業に至るまでのオモイ、きっかけ、大切にされている事、など様じっくりと話を聞く。
店舗デザイナー、設計者との信頼関係やコミュニケーションの感覚などは非常に重要。
共に創るパートナーとしてお客様を想い、一緒に夢を目指し、オーナー様と二人三脚で永く愛されるお店づくりをモットーにしている。
オーナー様が追い求める世界観を、頭の中を具現化すること店舗ロゴや空間でデザインすること、小物一つであっても、世界観が表現されるものを選び抜く、戦略的かつトータルなデザイン設計と選択が必要になる。
店舗空間は、「世界観を表現する場」
妥協なきブランディングとデザインで、世界観を体現する。
だから、お客様に、届く、選ばれる。そんなデザインをしていきたい。
そしてまた、ビジネスは「お客様に喜ばれてこそ売り上げが立つ」。
お客様は、ただものを買うのではなく、「買うことで感じられる豊かさや得られる未来」を手にしたくて、ものを買う。
それは一つの「世界観を体験できる期待と喜び」圧倒的世界観を余すことなく表現する空間デザインによって、お客様が楽しみながらその世界観を体験し、喜んでものを買う、それが売り上げになる、リピートにもなる、付き合いが続いていく、そんな循環を作っていきたい。
店舗という「箱」の中に、小物ひとつまでこだわり抜いた、圧倒的世界観を作りたい。
そこでお客様が喜ぶ姿を見たい。
想いを形に、デザインに。お客様の喜ぶ体験に。
それが叶う空間こそが、魅力ある店舗。
店舗デザインが果たす役割は、ただ見目美しいものを形作るのではなくブランティングを確立し、唯一無二の圧倒的世界観を表現し、伝えること、それによってお客様 に出会い、選ばれ、喜んでもらうこと。売り上げが続き、循環してゆくこと。
津田さんがデザインを通して貢献したいのは、そんなお店創り。
オーナーの隣でお店づくりを
ワンストップサポート
だからこそ、ただデザインだけを担当するのではなく、オーナー様の情熱がビジネスとして成立するよう、ブランディングの確立、世界観作りから、携わり形にしたい。
オーナー様の良き理解者であり、パートナーとして永きにわたってともに伴走し、ビジネスをサポートする存在であり続けたい。それこそが、デザイナーとして津田さんが求める姿。
ビジネスの土台となるコンセプト&キャッチコピーメイキング、ブランティングの確立と世界観作り、そして圧倒的世界観を体現する、細部にまでこだわった店舗空間デザインまで、売り上げを加速させるために必要な、一連のサポートを1ストップで担っています。
実際の店舗設計においても、ただ紙面上で設計や提案をするだけではなく、できる限り実物、実寸のイメージをつかんでもらうために、サンプルを持って現場に足を運んで、オーナー様と何度もじっくりと打ち合わせをするとおっしゃった津田さん。
ともに、最高のものを求め形にしてゆきたい。
妥協なく、想いを形に、ビジネスにするためにオーナー様の想いが、たった一人のものではなく、誰かに伝わる魅力となり、ともに働く人にも支えられ、お客様に求められるものになるように、大切にデザインへと昇華させ、空間にする。
想いを圧倒的世界観に、そして空間に。その過程を、ともに作り上げたい。
そんな熱く温かな思いが、あのインタビューからは伝わってきました。
お母さまの書いた手紙やノートを見て、お母さんからの子育てや人生を学んでいるという津田さん。
人が書いたものは全て取っているという。
誰かが手にかけたモノ、それは物ではなく価値になる。
そんな価値観を大切にしている津田さんのお店づくりは奥深い。
自分のお店を作りたい想いはあるのにカタチに出来ない人の救世主。
とことん寄り添い、お店づくりのパートナーとして、長く愛されるお店に必要なデザインを企画し、お客様と一緒にプランニングしていきます。
あのワクワクとする、住宅の、空間が魅せてくれる、デザインが世界を表現するその魅力に囲まれ憧れた日から始まった、デザイナーとしての道。
14歳からの志を一途に夢を叶えた津田さん。
お母様が亡くなった翌日に土地が開発許可が降りた事を数年前に知って更に気持ちが引き締まったと言う。お母様も天国で津田さんの活躍を見守っていると思います。
これからもお店を作りたいと言う人の隣にいるトータルデザインパートナーとして、良いお店をつくっていくことでしょう。
Writer&interviewer Aso Yuka・yucaco terada
November12,2021
Where do you see yourself in 3 years?
「あなたの3年後の夢は?」
・自分のお店を持っている
・家族のリーダーとしてもっと成長している
・たくさんの笑顔をうみだせる人間になる
・デザインの力で発達障がい児のサポートや応援をできる事業をスタートしている
Story #01
津田 佳美 Yoshimi Tsuda
空間デザイナー/店舗づくりアドバイザー
Service
店舗内装デザイン/ブランディングサポート
ロゴデザイン/名刺デザイン/フライヤーデザイン
ディスプレイ/展示会ブースデザイン
スタートアップサポート
Recommendation
想いを大切にしながらお店を創りたい人
お店を持ちたいけど、まず誰に相談したらいいか悩んでいる人
[好きな曲]何度でも/DREAM COME TRUE
やってみよう/WANIMA
TheOtherSide/Justin Timberlake
[座右の銘]考えるな!感じろ!
[好きな本]星の王子さま
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